今年もやってます! 国技館で相撲健康体操

両国界隈の夏の風物詩ともいえる、夏休み恒例「相撲健康体操」が今年も始まりました。初日の7月30日からお盆休みの中入りを挟んで8月24日の千秋楽まで、全勝(皆勤)目指して、子どもからお年寄りまでが参加されています。指導にあたる甲山親方にお話を伺いました!

―親方は第1回目から担当していらっしゃるんですか?
最初の4年は大山親方がおられたんで、一緒にやってた感じですね。今の立場では7年。今年で11回目になります。

―参加者はどれくらいなんでしょうか?
毎日だいたい100~200人くらいですね。

―ご近所さんが多いんでしょうか?
そもそもラジオ体操の後にその流れで来てもらうのにちょうどよい時間に設定していて、そんな方々もおられますよ。

―今日は途中で修学旅行生らしきグループが入ってきましたけど。
たまたま通りがかったんじゃないですか? 参加費500円です(←ジョークです!)って言ったら出て行きましたね。

―(笑)でも、親方や力士が見れてよかったんじゃないですかね。さて、この体操はいつからあるんでしょうか?
夏休みにやるようになった、その2~3年前にできたものです。先代の伊勢ノ海親方が総合企画部長のときに、親方数名でプロジェクトチームを結成してね、DVDにもなってるんです。相撲健康体操ってTシャツにジャージ着て,国技館地下の大広間で撮影したんですよ。NHKの体操のお姉さんも一緒にきてね。

―内容は今のと同じなんですか?
そう。それを詳しく説明しながらやったんです。最後にちゃんこの作り方もやってましたよ。栄養士の人がきて、体になんでいいのかを説明したりしてました。うちのマネージャーの浅坂も手伝って。

甲山親方がヘッドマイクで細かく動作を説明してくれる。

―この体操のメリットってなんでしょうか?
一番はやっぱり下半身の強化です。お年寄りは転倒防止ですね。股関節を広げる運動ですから、全身の柔軟性を引き出すことになります。お年寄りは無理をしない程度にやってもらう。これは相撲の基本動作ですけど、いろんなスポーツをするうえで重要な動きになってきます。だから子供たちには、これからいろんなスポーツにチャレンジするための準備のようなものですね。股関節を柔らかくして下半身を鍛えるのはすごく重要。すべてが下半身ですから。

―今日、親方が「均整の型」のときに、お待ちかねっておっしゃってましたが。
あれ、一番きついんですよ。

―親方わざとじらして動きを止めておられましたね。
そうそう。あそこで止まってるときついでしょ。

―ひざがね。
そう。この体操はもともと相撲基本動作っていう名前なんです。教習所で新弟子たちが必ずやります。それを一般にアレンジしたものですが、まぁ、ほぼ一緒です。

―常連さんなんかはけっこう型も堂に入ってくるんでしょうか?
10年来てる人もいますし、そんな人はやり方を覚えておられますね。

―毎日来るとなんかもらえるんでしょうか?
ラジオ体操みたいなスタンプカードがあるんです。15日間皆勤すると全勝といって、ちょっとしたものがもらえます。

―親方のサインとか?
それはその場でもらえます(笑)。言ってもらえれば……。

親方だけでなく、教習所の指導員をしている力士や教習生(新弟子)も参加し、終了後はスタンプを押してくれたり、水をくばってくれたり、写真撮影に応じてくれたりと、ちょっとしたふれあいタイムに。参加者のみなさんも楽しそうでした!

 

体操終了後は力士がスタンプを押してくれる。

相撲健康体操のやり方が詳しく書かれた冊子も配布している。イラストを描いたのは伊勢ノ海部屋の浅坂マネージャー(元三段目力士・雪光山)。ちなみに元気君といいます(命名by浅坂マネージャー)。

【相撲健康体操】
体操を始める姿勢=蹲踞に始まり、土俵入りの際に行う「塵手水」「四股」「伸脚」とウォーミングアップから徐々に体を動かしていき、甲山親方いわく一番きついという「均整の型」、そして「土俵入りの型」で締める。詳細は日本相撲協会ホームページにもあり。

<2018年実施要項>
開催日:7/30(月)~8/3(金)、8/6(月)~8/10(金)、8/3(月)~8/24(金)
時間:朝7:30~8:00
場所:国技館 正面広場
参加費:無料
服装・持ち物:動きやすい服装・タオル、飲み物など

*担当の親方は日によって変わります。

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