奈良・葛城市相撲館「けはや座」に行こう

相撲発祥の地で、相撲の歴史や文化を学ぶ

相撲の起源として知られる野見宿禰と當麻蹴速の力比べ。當麻蹴速の出身地である奈良県葛城市(旧當麻村)には、多種多様な相撲の資料を展示している相撲館「けはや座」があります。

近鉄南大阪線の当麻寺駅から歩くこと5分。「當麻蹴速」の幟が立った建物に到着。入場券(300円)を買って中に入ると、ドーンと土俵がお出迎え!

もちろん本土俵と同じサイズ。だれでも自由にあがることができるので、同行者と相撲をとることもできます。土俵脇には塩もスタンバイ。ごひいき力士の真似をしながら塩をまくのも一興。土俵近くに置いてあるおもちゃの軍配や竹箒で行司さん、呼出しさんごっこをするのも楽しそう。

入り口から相撲気分が盛り上がります!

靴を履いたままであがってOKの土俵です。

2階は、さまざまな相撲の資料が展示してあります。吉田司家から大錦大五郎への横綱免許状や双葉山の明け荷、昔の相撲雑誌に相撲玩具など、重厚なものからライトなものまで、あらゆる資料が楽しめます。所蔵資料はなんと約1万2000点!
これらの資料は、各地の相撲コレクターからの寄贈が多いそう。「好角家の父が亡くなり、遺品を処理していたら相撲グッズが出てきた。引き取ってもらえないか」といわれ、譲り受けることも。おかげで、今では展示の順番待ちをしている資料がたくさんあるそうです。

(上)吉田司家から第28代横綱 大錦大五郎におくられた横綱免許状。ホンモノ!
(下)第35代横綱 双葉山の明け荷。活躍当時の雑誌や支援者との写真なども展示しています。

(上)大正時代の貴重な相撲雑誌。
(中)ドキュメンタリー浪曲「北の湖物語」上下のLP!
(下)相撲玩具コーナーには興味深いおもちゃがたくさん。遊びたい!(展示物では遊べません)

おすもう好きなら、時間の経つのを忘れて見入ってしまうこと、間違いなし! 秋の旅行シーズンにぜひ訪れてみては?

葛城市相撲館「けはや座」

奈良県葛城市當麻83-1
☎️0745-48-4611
開館時間:10時〜17時
入場料:高校生以上¥300、小・中学生¥150
定休日:火・水曜日(祝日の場合は開館)
アクセス:当麻寺駅より徒歩5分

周辺立ち寄りスポット①

當麻蹴速の塚
(たいまのけはやのつか)

けはや座の前に立つ五輪の塔。2016年『相撲サミットin葛城』開催時には白鵬関もお参りに。

周辺立ち寄りスポット②

當麻どっこいまんじゅう

当麻寺駅の目の前にある「どっこいまんじゅう」は、こだわりのさつまいもで作る和風スイートポテトのお店。4種の味が楽しめます。食べ歩きにも、お土産にも◎。イートインもできるので、ちょっとひと息つくのにぴったり♫

朗紀本舗 當麻どっこいまんじゅう
奈良県葛城市當麻54-2
☎️0745-48-7588
営業時間:10時30分~16時(売り切れ次第閉店)
定休日:月・火曜日

どっこいまんじゅうは各1個¥160。店内ではドリンクセットもオーダーできます。

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