おすもうを探して古書店めぐり~その②~地方場所開催地編

伊勢ノ海部屋マネージャー・浅坂さんがナビゲートする「おすもうを探して古書店めぐり」第2弾! 今回は、地方場所開催時に、浅坂さんが必ず立ち寄るという大阪・名古屋・九州のおすすめ古書店をご紹介します。地方には、地元にしかない地域性のある掘り出し物があるんだそう。ご当地力士やその土地ゆかりのおすもうネタを探してみましょう!

【大阪】
青山書店(豊中市・岡町)

阪急宝塚線・岡町駅からほど近い青山書店は、知る人ぞ知る古書店。大阪場所中にお店を訪ねてきました。店番の方に「伊勢ノ海部屋の浅坂さんの紹介で……」と切り出すと、「あー、松原から来る人ね!」と即答。そう。伊勢ノ海部屋の大阪宿舎は松原市にあるのです。

「おすもう関連ならこのへんにあるよ」と言われて付いていくと、番付などがわさっと積まれた書棚へ。まさにお宝探し感覚です。そして、相撲関連の古い雑誌のバックナンバーなんかも見せていただきました。

店内は所せましと本や資料、古道具などが並び、店主の本宅にもまだまだ在庫があるとか。こんな本を探していると伝えればいろいろと奥から出してきてくれます。

ちなみに浅坂さんがこちらでゲットしたお宝は宝塚関連のもの。宝塚が近く、また力士と宝塚スターは親交もあったりするため、たとえば双葉山と宝塚スターの手紙などを探し当てたことがあるとか。そのほか、やはり関西にゆかりのある資料に出合える可能性が高いそうです。

編集部員は山と積まれた番付から、平成元年夏場所の番付を購入。300円也。おすもうさん主催の相撲字講座でお馴染みの2代木村容堂(30代木村庄之助こと鵜池保介)さんによる番付です。やっぱり鵜池さんの字はなんともおめでたい感じで惚れ惚れします。

番付を見てみると、東の横綱に千代の富士、西の横綱に大乃国、張り出し横綱に北勝海!大関は旭富士、関脇に安芸乃島、小結に逆鉾、平幕には霧島、水戸泉、寺尾、益荒雄、隆三杉、琴錦……。今をときめく親方衆がズラリ。

十両にはアルゼンチン出身の星誕期(ほしたんご)の名も見えます!

今見てもなかなか楽しい昔の番付。値段もお手頃なので、古書店めぐり初心者にはおすすめです。

青山書店
大阪府豊中市岡町4-10
電話06-6857-6788

【名古屋】
海星堂書店(名古屋市中区)

戦前~昭和の懐かしいもの、とくに映画、スポーツ、アイドル、鉄道、郷土史、落語ものといったジャンルを中心に、雑誌やポスター、パンフレット、サイン色紙などを取り扱うこちら。絵葉書やレトロな紙ものも入荷しています。名古屋市内に本店、南店、北店の3店舗を展開していますが、おすもう関連を探すなら本店に隣接した南店がおすすめ。入荷状況はお店のブログでもチェックでき、絵葉書やレトロな紙ものは通販サイトでも購入可能。

海星堂書店南店
名古屋市中区上前津2-1-29
電話052-322-1457 水曜定休
ホームページ

扶桑文庫(店舗はなし)

明治時代の新聞や資料もの、大衆ものが見つかるというこちら。店舗はありませんが、なんと500坪もの倉庫に山と積まれた在庫商品にはお宝がたくさん眠っています。相撲関連なら雑誌のバックナンバーのほか、昔のチラシや取組表など珍しいものも。販売はネットでの通販のほか、2019年5月2日~5月4日は「第一回名古屋古書即売会」に出店予定なのでぜひのぞいてみてください!

扶桑文庫
ホームページ

「第一回名古屋古書即売会」
2019年5月2日~5月4日
名古屋吹上ホール
東海地区最大の骨董祭り「名古屋骨董祭」とコラボした古書即売会。浅坂さんおすすめの2店(扶桑文庫、海星堂書店)のほか、山星書店、おおのギャラリーなどお相撲関連も扱う古書店はじめ10店が勢ぞろい!

古書店めぐりに欠かせない、自前の雑誌バックナンバーチェックノートを見せてくれる浅坂さん。

【九州(福岡)】
珍竹林

20万点の在庫をほこるこちらでは、おすもう関連なら相撲番付や手形などが入荷。そのほか、九州といえば熊本の吉田司家(相撲の故実に詳しい家として、戦後すぐまで横綱免許状など、力士や行司、年寄に格式を与えていた家)ですが、浅坂さんはこちらで吉田司家関連の資料も多数ゲットしたとか。以前は数店舗ありましたが、現在は引野店のみで営業中。

珍竹林引野店
福岡県北九州市八幡西区引野3-18-18
電話093-645-6818

「おすもうを探して古書店めぐり」はいよいよ次回が最終回。浅坂さんのお宝大公開の予定です。お楽しみに!

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