祝!返り三役 北勝富士インタビュー

令和元年をしめくくる九州場所で、見事三役復帰を果たした小結・北勝富士。秋場所が終わっ
て間もない千葉巡業にお邪魔して、趣味と相撲の共通点や婚約されたばかりの奥様のお話など
を伺ってまいりました! そんなおのろけトークからマジなおすもう話まで、前編・後編の2回
にわたってお届けします。サイングッズのプレゼントもお見逃しなく!

 

豊作の平成4~5年生まれ組!

―先ほど、土俵に向かわれるときも御嶽海関と一緒でいらっしゃいましたが、まずは同期のお
話を。同期といえば、御嶽海関と宇良さんですか?
同期は・・・・そうですね。多分。1期違って同級生がいたりもしますが。同級生でいうと、
翔猿とか、千代の海とかも。同じ時期の教習所出身でいうと貴景勝もですね。そうなると、同
時期に教習所にいたなかでは関取衆は多いと思います。

―豊作ですね。
そうですね(笑)。

―宇良さんからは大輝君って呼ばれてらっしゃるそうですが、宇良さんのことはなんと?
宇良君(笑)。

―下の名前じゃないんですね。大輝・和輝(だいき・かずき)なのに!
そうですね~。和輝とは呼んだことないですね。

―御嶽海関は?
ひさしとか、みーたんとか。みたけーとか。

―呼びやすい感じで(笑)。
そうですね。その場に応じた感じで。

―御嶽海関とは中学の頃からもうライバルだったとか。
お互い小学生の頃からやってましたから。小学生の頃は僕は弱くて(笑)。ぜんぜん相手にな
らなかったんですが、中学からは僕も全国大会に出られるようになって、そこから常に意識し
ていた存在ですね。

―この間は一緒にお寿司食べに行かれてましたね。
行きました!

―すごいおいしそうでした!
めっちゃうまかったです! ずっと行きたいなと思って目をつけていたお寿司屋さんがあったんです。そしたら月刊「相撲」の琴剣さんの漫画(相撲めし)で御嶽海関がそこを紹介していて
。え!行ってたの!ってなったんですよ。それですぐに彼に言ったら、じゃ、今度一緒に行こ
うよってなりまして。

―へぇ~。そのときは奥様(令和元年10月にご婚約を発表。ここでは気が早いですが奥様とさ
せていただきます!)もご一緒されてましたね。
はい。一緒に行ってきました。

―仲良しですね。
ま、仲良くなかったら(笑)婚約しないでしょ(照)。

 

 

意外にもあるミュージカルと相撲の共通点

―デートはどんなところへ?
基本的に劇団四季です。

―おぉ!
ライオンキング観たり、アラジン観たり。九州場所で福岡に入ったら、その時もライオンキン
グを観にね。福岡では初めて。

―各所に劇団四季の劇場がありますが、各所で劇場行って観られるんですか?
行ける範囲で、ですね。札幌とかまだ行ったことないです。その地方地方であるんですが、そ
こもなかなか行けないので、関東近辺とか、名古屋、大阪になりますね。

―いちばん好きなのは?
ライオンキングです。もう7回観てます。

―西武ライオンズ(北勝富士関は埼玉県所沢出身)だから?
関係ないですね~(笑)。もうスケールのでかさですね。

―奥様もいちばん好きなのはライオンキング?
そうだと思います。

―すごい、好みが合いますね~。
はい。彼女の誘いで劇団四季を観に行って、それでライオンキングも観に行って、そこで僕も
はまって。うまくやられましたね~。

―でもいいですよね、共通の趣味があるっていうのは。
そうですね。カラオケ行ったり、ダーツしたりもします。

―カラオケでライオンキング歌ったりしないんですか?
歌います。

―えー!「心配ないさー」やってるんですか!?
やってます(笑)。でも! 歌えないですね。レベル高すぎて。あんな声でないです!

―でもお上手だから。
いやいや、あそこまでのハイレベルは無理ですね。

―いいですね。お相撲から離れてミュージカルを観るっていうのは気分転換になりますね。
そうですね。まわりにあんまりミュージカルとか観る人がいないので、もっとミュージカルを
広げたいです。

―じゃ、相撲界にミュージカル部を!
それも、ですけど、一般の方というか。相撲と同じで、テレビで観ている方も多いと思います
が、国技館で生で観るとまた好きになるっていうのはあると思うんです。だからミュージカル
も本物というか、劇場で観て、そこで感じてもらいたいですね。

―生で観るとね。
ぜんぜん違います。相撲もそうですけど、音とかも違いますし。劇場だったら汗のかきかたと
か、そういうのも見れたり。

―息遣いもちがいますよね。
そうですね。

―相撲とミュージカルって通じるところありますか?
それはもうやっぱり「一発」ってことじゃないですか。一発にかける集中力とか、失敗できな
いところはプロとして共通すると思います。四季の俳優の方々と食事に行ったりするんですが
同じことおっしゃってましたね。

-じゃ、四季の俳優さんからも刺激を受けている?
受けてますね~。もう毎回食事行ってるんです。

―仲のいい俳優さんはいらっしゃるんですか?
います。四季のなかに相撲部があるんですよ。

―はい、噂で聞きました。
相撲部があって、そこの繋がりで、いろいろ食事してお酒飲んで、カラオケ行って。

―え! 歌ってくれるんですか!
くれますね~。もうマイク使わないですよ(笑)。マイクなしで歌ってくれて、めっちゃ鳥肌
なんですよ。

―そんなに近くで聴けるなんて!
ないですよね。いい経験させてもらってます。

―あと、ダーツもお好きということで、ダーツも集中力ですか?
はい。集中力ないと真ん中に入らないので。立ち合いの時の集中にちょっと似てるかもしれないです。でもダーツはだいぶやらなくなりました。ミュージカルばっかり(笑)。

 

八角親方の愚直な押し相撲に憧れて

―DVD鑑賞などは?
今は、ネットでいろいろドラマとか映画とかお笑いとか見てます。

―相撲は?
しょっちゅう見てます。

―最近のですか?昔の?
両方ですね。

-親方の現役時代の取組とか探したりするんですか?
親方のはあんまりないんですよ。探してるんですが。

―特に参考にしてる昔の力士とかは?
参考にしてるっていうか、朝青龍関はすごい豪快で、ああいう相撲をとってみたいなっていう
理想はありますが、絶対僕じゃ無理なんで、そういう夢を見てます。

―ちなみに八角親方に憧れて八角部屋に入門されたそうですが、親方のどうゆうところに憧れ
て?
やっぱり、愚直に、押してますし、立ち合い変化なんかしませんし。僕も10歳から相撲を始め
て立ち合い変化はしたことないです。だから、そういうところですね。やっぱり真っ向勝負。
どんな相手だろうが真っ向勝負。だって小錦関とか200㎏もあるのに、果敢に攻めてるじゃない
ですか。そういうところが、かっこいいなと思います。あと、稽古の虫ですから、そういうの
を見習いたいなと思っています。

千葉巡業での稽古のもよう。

北勝富士大輝 ほくとふじ・だいき
埼玉県所沢市出身、八角部屋所属。平成4年7月15日生まれ。A型
埼玉栄高校時代は高校横綱に、日本体育大学では3年生のときに東日本学生相撲個人体重別選手権大会135キロ以上級で優勝、さらに全国学生相撲選手権大会、国体相撲競技成年男子の部でもそれぞれ優勝を飾る。平成27年春場所で初土俵、翌28年名古屋場所で十両昇進、次の秋場所で十両優勝を果たし、同年九州場所で新入幕。プライベートでは令和元年10月に婚約を発表、令和2年1月に入籍予定。

クリアファイルにサイン中の北勝富士関(上)、北勝富士関の似顔絵入りステッカー(下)

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ただく以外の目的で使用いたしません。

photo:須藤明子

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