夏に食べたいちゃんこ鍋、第3弾は冷たいちゃんこ! 温かい鍋を冷やしたわけじゃない、こだわりの味はスープまで絶品です!
北勝海(現:八角理事長)、北尾、小錦、寺尾(現:錣山親方)とともに“花のサンパチ(38)組”として土俵を沸かせた元関脇・琴ヶ梅さんのちゃんこ店。この8月で20周年を迎える人気店です。オープン2年目からはじめた冷やしちゃんこは、まさに冷やしちゃんこの元祖。
当初は、冷しゃぶのように湯どおしした具材をタレにつけて食べるタイプだったそう。けれど、それではちゃんこらしくないということで、よりちゃんこ鍋のイメージに近く、なおかつ冷やしておいしいスープと具材をと試行錯誤をくり返し、現在のレシピに。
今では、名物「水晶鍋」(塩仕立て)をベースにした「ゆず塩」のほか、「キムチ」「ソップ」「カレー」「イタリアン」「塩パクチー」とバラエティ豊富に冷やしちゃんこがそろいます。
*キムチ、ソップ、カレー、イタリアンは錦糸町店のみ、塩パクチーは八丁堀店のみ。
まず食べてほしいのが、「ゆず塩」。お店のこだわりはただ温かいちゃんこを冷ましたわけではないところ。ただ冷ますと油が固まってしまうため、具材とスープは別々に調理されています。そして、具材のうま味がスープに染み出るという鍋の醍醐味を再現するために、企業秘密の工夫がされているとか。そうやって丁寧に作られた鶏がらベースのスープはうま味もしっかり。夏ならではの青ゆずの爽やかな風味が効いてます。
具材は、鶏つみれ、鶏肉、きのこに、キャベツやもやし、にら、水菜などのたっぷりの野菜など。そしてポイントは冷麺! コシのある韓国風に近い冷麺はスープとの相性抜群です。
このほか、一品料理も充実しているのがここならでは。築地から仕入れるマグロのお料理、親方の出身・富山直送のほたるいかや白エビ料理、おかみさんの出身・福岡のもつ鍋やもつ料理など、鍋以外にも食べたいメニューが満載!
冷やしちゃんこ「ゆず塩」
1人前1900円(二人前~)
鍋を食べ進むと出てくる冷麺!ツルりとしたのど越しです。
ドリンクメニューも豊富で日本酒や親方の現役名にちなんだ梅酒も多数ラインナップ。冷やしちゃんこには、「立山」や「若駒」といった辛口の日本酒がおすすめ。
八丁堀店限定の「塩パクチー」は山盛りパクチーが女性に好評!
とってもやさしい笑顔で出迎えてくれる店主の元関脇・琴ヶ梅さん。毎日、本店か八丁堀店のどちらかで会えます!
〔琴ヶ梅〕昭和54年春場所で初土俵、昭和59年春場所で十両昇進、翌昭和60年春場所で新入幕を果たす。昭和61年秋場所で関脇に昇進。平成9年夏場所で引退後は、佐渡ヶ嶽部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたり、日本相撲協会退職後に「力士料理 琴ヶ梅」を開店。現在は店を切り盛りしつつ、錣山部屋でも指導にあたる。
力士料理 琴ヶ梅錦糸町本店
〒130-0013
東京都墨田区錦糸3-4-4
サガラビル1F
☎03-3624-7887
営業時間:17~23時(ラストオーダー22時)
定休日:日曜日
力士料理 琴ヶ梅八丁堀店
〒104-0033
東京都中央区新川2-1-10
八重洲早川第二ビル1F
☎03-3552-8422
営業時間:11時30分~14時(ラストオーダー13時30分)、17~23時(ラストオーダー22時)
定休日:土・日・祝日