大盛況!一山本×佐々木一郎トークイベントレポート

9月29日、両国・回向院にて一山本関と佐々木一郎さん(日刊スポーツ)のトークショーを開催しました。

最初から最後まで笑いが絶えなかったイベントの様子をおすそわけ!

若隆景関の熱烈ファンとしてもおなじみの一山本関。事前に募集したお客様からの質問は、7〜8割が若隆景関がらみでした。

「若隆景のどこが好き?」という質問に「相撲のうまさです」と答える関取。「九月場所の大の里戦も見事でしたね」という佐々木さんの言葉に、一山本関が「いい相撲でしたね〜」と答えると、会場内は拍手喝采! もはや誰のイベントなのかわからなくなりました(笑)

おすもうさん主催のイベントでは、登壇者にまつわるアイテムの展示を行いますが、今回の目玉はなんといっても一山本関ご自慢の「若隆景グッズコレクション」。

いくつかをピックアップしてご紹介いただきました!

ファン感謝祭で書いてもらった顔ぶれ。若隆景関からのプレゼント。

のぼり型タオル。「場所中は国技館の売店に行けないんで、巡業で買いました」(一山本関談)

レプリカ座布団。業者さんにもらったものと、若隆景関が宣伝用に持っていたのをもらったものと2個所有!

懸賞袋。令和6年名古屋場所十二日目、初の若隆景戦で勝利してゲット!取組前にお兄さんに、「負けたら3万払うから袋だけちょうだい」と言っていたそう。

一山本関お手製の繊細なナノブロック作品もお持ちいただきました。

十両3場所目でケガをして、しばらく休場が続いていたときに作り始めた。もともとジグソーパズルなど細かい作業が好き。ゼロからモノを生み出すことはできないが、作り方があるものはいける。最初に作ったのは姫路城。(一山本関談)

五重塔やタイタニック号も!

楽しいトークはまだまだありますが、一部を抜粋してご紹介。

・去年の九州場所で敢闘賞受賞。千秋楽には両親が観戦に来ていたが、場内で三賞発表はないため、息子が受賞していたことを知らずに表彰式を見ずに沖縄旅行に行った

・今年の大阪場所で初めて荒汐部屋に出稽古に行った。理由はひさびさに白まわしになった若隆景を見るため

・錦木関とよく食事に行く。兄弟子がごちそうするのが通例だが、それだと錦木関を頻繁に誘いにくいので、2人でいくときは割り勘にしている。でも、錦木関はお酒をたくさん飲むから「自分が損してるのでは?」と思うことがある

・部屋住みではなく一人暮らし。稽古以外はほとんど部屋には行かない。休みのときまでおすもうさんに会いたくない。だから付け人も家に来ない。付け人の仕事は稽古場とかで使うタオルを洗うぐらい。(佐々木さん「付け人にとってはすごくいい関取ですね」)

・朝稽古後のちゃんこも家で食べる。なぜなら朝はパン派だから。(佐々木さん「部屋でパンが食べたいって言えばいいじゃないですか」)それは申し訳なくて言えない

・白ごはんは食べられないけど、味がついていたら大丈夫。枝豆ごはんは好きだけど、炊き込みではなく、白ごはんに茹でた枝豆を入れただけ

・料理も好き。低温調理器を買ったのでローストビーフとかも作れる

・場所中は、稽古に行かないときはお昼ぐらいまで寝て、部屋で用意してもらったおにぎりを食べて国技館へ。支度部屋でもリラックス。翌日の割が配られるとすぐに見る。なぜなら帰り時間を知りたいから。翌日の対戦相手を知っても「ふーん、そうかー」ぐらいにしか思わないタイプだけど、以前支度部屋で近くにいた翠富士が翌日の相手だったので「明日対戦だね」って言ったら、「言わないでください!」と翠富士に言われた。

・取組前、花道奥で「いやだなー、行きたくないなー」と言うと付け人に「仕事なんで行ってください!」と言われる。

・控えにいるときは、土俵上の取組を〝観戦〟している

・集中するのは、土俵にあがって2回目の四股を踏んだぐらい。「人間の集中力はそれほど長くもつわけじゃない」が持論。

・引退したら相撲協会の職員になりたい。広報部で写真撮ったりしたい。

・大阪場所のあるとき、松ヶ根親方(元幕内玉力道)から「今日の相撲、良かったな」と連絡を受けた一山本関。それに対する返答は「暇なんですけど、今どこですか?」

その後、松ヶ根親方がいた立ち飲み屋に合流、お酒を飲まずにソフトドリンクで楽しく過ごしたそう。松ヶ根親方曰く「一山本は金がかからない」

ABEMA大相撲センター試験の出題者、佐々木さんによる一山本クイズ大会では、勝ち抜いた方お客さんお二人に一山本関の反物をプレゼント! この日お召しになっていたカワウソ柄のかわいい反物です(カワウソは一山本関が2番目に好きな動物。1番はパンダ)。

 

 

ここで、イベントで出題された一山本クイズを1問紹介!

 

Q:師匠の放駒親方(元関脇玉乃島)は、一山本関のことをどう思っているでしょう?

1 天才

2 破天荒

3 唯一無二

 

答えは1。我が道を行く一山本関のことを師匠は「天才」と思っているそう。3の「唯一無二」は、相撲界隈で最近話題の言葉ですが、昇進会見を見ていない一山本関は「???」だったようで…

イベント後、控え室でこの話題をすると「昇進の使者って誰だったんですか?」と一山本関に聞かれ、本当に見ていないんだなと思いながら「……おたくの師匠ですよ」と言うと「ガハハハハ、そうだったんですね〜」と笑っていました。

さすが天才!

 

今回もとても楽しい会になりました!

今後もイベントを開催するので、おすもうさんのXをぜひフォローしてください。

@osumo3cocon

 

一山本大生(いちやまもと・だいき)
平成5年10月1日生まれ、北海道出身。身長188cm、体重150kg。中央大学卒業後、北海道福島町の教育委員会職員を経て二所ノ関部屋(当時)に入門。平成29年一月場所初土俵、令和元年七月場所で新十両、令和三年七月場所で新入幕。最高位は前頭七枚目。序ノ口優勝1回、十両優勝2回。

 

佐々木一郎(ささき・いちろう)

千葉県出身、獅子座。日刊スポーツ新聞社入社後、サッカー、オリンピック、大相撲担当記者などを経て、現在は日刊スポーツ・プレミアム編集長。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(ともにベースボール・マガジン社)がある。

Xで大相撲に関する情報を発信中→@Ichiro_SUMO

取材力がすごい!佐々木さんが担当するイチロー大相撲は必読です!

最後は表情豊かすぎる一山本関コレクションをどうぞ!

Photo:Kaori Murao

※10/17に公開した記載内容に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。

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