京都大学相撲部第1回

学生おすもうファンのみなさま、大変長らくお待たせいたしました。2019年最初にご登場いただくのは、日本の知性の要、京都大学です! おすもう未経験で入部する方が多いそうですが、一昨年、創部70年目にしてインカレCクラスで見事初優勝! 今回は、現役部員お2人と引退したての前主将、そして京都大学相撲部OBにして浅香山部屋の若者頭・白岩さんのご子息でもある佐藤監督にお話を伺いました。

左から三回生の大津さん、四回生で前主将の板倉さん、女子部員の菱沼さん。そして頼れる兄貴分的存在でもある佐藤監督。

未経験者、細身、大歓迎!

――今日はお忙しいなかお集まりいただき、ありがとうございます。自己紹介と入部のきっかけを教えてください。

板倉さん(以下、板):法学部四回生の板倉幸平、前主将です。大学入って、何かスポーツをしたいなっていうのは漠然とあったんです。入るなら、活躍できるところがいいなと思っていました。運動神経に自信がなかったんで、球技は却下。身ひとつでたたかえそうなところを探していたら、少林寺拳法と相撲ぐらいしか思い浮かばなくて……。で、相撲部に体験入部に来たら、めちゃくちゃ褒めてくれたんです。

小兵ならではの足技でならした前主将「プリン山」こと板倉さん。引退後はダイエットに励んでいるとか。

――監督さんが褒めてくれたんですか?

板:古屋さんという方です。

――おお、あの伝説の古屋さんですね。学生時代の宇良関に勝ったという。

板:そうです。古屋さんを見て、あんな細い人でも相撲ができるんやっていうのを見て、4月下旬に入部宣言をしました。雰囲気もゆるくてよかったんです。

――中高でスポーツはされていたんですか?

板:中学のころは野球部だったんですけど、腰を痛めてしまって。で、もう二度とスポーツはやるもんかと思って、高校では将棋部でした。

――将棋部から相撲部へ。どちらも日本を代表する文化ですね。

板:って言われるんですけど、特になにも考えていませんでした。

――あ、そうなんですね(笑)。次の方……

大津さん(以下、大):法学部三回生の大津昂平です。中高とテニスをやっていました。大学生活といえば、遊んでキャンパスライフを楽しむ!ってイメージだったんで、入学してすぐにテニスサークルに入ったんです。200人ぐらいいる大所帯で、全く話したことがない人もたくさんいて、人付き合いも広く浅く、という感じで。僕はそれがあまり合っていなくて、夏合宿以降行かなくなりました。入学したときは体重が60kgないぐらいで細かったのが、それから1年で20kgぐらい太っちゃったんです。

テニサーから相撲部へ、異色の転身を果たした大津さん。入学してから体重は約30kg増。

――あらあら。それは飲み食いして?運動しなくなったから?

大:運動しなくなったのもあるんですが、毎日、ジュースとチョコレート菓子を食べていたからだと思います(笑)。で、20kgぐらい太ったら、同じ高校出身で相撲部に入った浅田くんから「相撲部来る?」って誘われました。京大相撲部は4月に相撲部員を集めるための「天下一相撲会」というのをやっているんですが、それに参加して、ちょっと楽しいなって思って。

ベスト4ぐらいまでいって、適度に勝ってテンションあがったんです。相撲会のあとは土俵にブルーシートを敷いてちゃんこ会をするんですが、そのとき佐藤監督が「浅田は最近、新歓とか頑張ってくれてたんだよ」って言っていて、めっちゃいい人やな~って思って。

――おお、佐藤監督の人柄に惹かれた。

大:はい。そういう部員はいっぱいいます。

――カリスマ監督!

大:佐藤監督に惹かれて「いい人が監督だなぁ」と思って、ちょこちょこ練習に来て。二回生から入部しました。

――部員にならずとも、練習には来ていいんですね。

佐藤監督(以下、監):そうですね。見学とか練習とか自由にできますし、何回来てもらっても大丈夫です。

 

日馬富士関の相撲を見て、自分もやってみたくなったという菱沼春奈さん。ファンになったきっかけは名前が似ているからだそう。

――女子部員の方も自己紹介をお願いします!

 菱沼さん(以下、菱):私は京大ではなく、京都造形芸術大学の二回生です。

――他大の方もいらっしゃるんですね!しかも女子選手!相撲部に入られたきっかけは?

菱:15歳ぐらいから大相撲が好きで見ていました。祖父がアマチュア相撲の選手だったらしくて。あるとき、父に大相撲に連れていってもらったんですが、実際に見て「あ、これやりたいな」って思ったんです。    

 

――大相撲を見て「やりたいな」って思うの、すごいですね。

菱:やりたくなって、近所の少年道場に見学に行って体験しようかと思ったんですが、入れるところがなくて。それが大学に入る1~2か月前でした。京都に行くことは決まっていたので、京都で相撲できるところを探しました。大学がいいなって思って調べたら、京大は雰囲気もよさそうだし、見学したい!と思い、メールを送りました。見学して体験したら、先輩たちが褒めてくれて、次の日は入部しようと決めたんです。でも、親がけっこう反対で……。なんとか説得して、選手として入部しました。

 

平成27年度から新監督に就任した佐藤王也さん。お父様は浅香山部屋で若者頭を務める白岩さん。

監:それはそうですよね。親御さんからしたら、男子ばかりのコンタクトスポーツの運動部に女性が入るって、心配される気持ちはとてもよくわかります。本人は雰囲気がいいと思っていても、親御さんはわからないですよね。

――女子相撲があることも、親御さんはなかなかわからないですよね。菱沼さんは選手として、大会にも出てらっしゃるんですか?

菱:はい。入部してから途中でマネジャーになったり、休部したりっていろいろありながら、今は選手に戻ってきました。去年の春に初めて公式戦に出たんです。無差別級に出て、どんな大きい人が相手かなって思ったら、それほど大きくなくてラッキーでした。

――初心者や女性も大歓迎なんですね!

 

相撲部らしい体型に

――みなさん相撲部に入ってから、体重は増えましたか?

大:はい。今100kgぐらいです。

――一年で20kg太って、それから100kgに…太るためになにかしているんですか?最初はチョコレート菓子で太ったんですよね。

大:そうですね。お菓子と怠惰な生活で太りました。入部したときは75kgぐらいで、あと10kgぐらいは増やしたいなと思っていて。板倉さんにも「85kgぐらいまでしかいかないでしょ」って言われていたんです。だから、多少太ってもええやろって思ってゆるんだら、85kgまではあっという間でした。相撲を本格的にはじめたのは二回生の夏休みぐらいからで、すぐ85kgになりました。その秋から下宿を始めたんですけど、自炊してごはんをどのぐらい炊けばいいか量がつかめなくて、毎晩3合ぐらい炊いて食べていたら、冬には90kgは超えていたような気がします。

――ハイペース!健康的には問題なかったんですか?

大:健康診断では、血圧が正常値だけど高めとは言われました。でも心配されますね。診察のとき、お医者さんが「なんでこんなに太ったの?なんかあったの?」って聞くので「相撲部です」って言ったら、「じゃあ仕方ないか」って感じで。

――毎晩3合のごはんを食べていらしたから、炭水化物で太ったんですかね。そこから100kgまでは?

大:その冬には自炊しなくなって外食になりました。大学の周りは安くて量が多い店がいっぱいあって、おいしいんです。100kgいつ超えたかな?翌年の4月か5月には超えていたような気がします。

――100kgってなかなかたどり着けない壁だって聞きますけど。選ばれし者だけが超える壁だって。

大:そんな感じは全然なくって、「あ」みたいな(笑)、気がついたら超えていました。

――テニス部だった華奢な自分はどこに行った?って感じですね。

大:そうですね。当時の自分は死にました(笑)

――板倉さんは体重は?

板:入部したときが67kgぐらいで、そこからいったん体がしぼれて61~2kgぐらいに落ちました。一度減るけどそれからでかくなるよって言われていたんですけど、結局その体重のまま三回生ぐらいまできて、なぜか四回生の夏ぐらいに70kgを超えて72~3kgになりました。

――急に10kg太ったんですね。なにかきっかけがあったのでしょうか?

板:筋トレの効果が出たのかもしれませんし、ポテトチップスを食べていたのが…

――大津さんはチョコレート菓子でしたけど、板倉さんはスナック菓子なんですね。

監:板倉はプリンも好きだよな。

板:プリン好きです。

監:四股名、プリン山だもんな。

――かわいいですね。サンリオみたい。今は72~3kg?

板:引退したんで、ダイエットしています。現役の選手じゃないので、太っている大義がなくなってしまったんで。

――菱沼さんも体重を増やす努力されるんですか?

菱:私、入部する前は大津さんの高校時代よりも太っていたんですけど、相撲をやったら痩せました!

――相撲はダイエットにもなる!

菱:私は超軽量級なので、いつも2~3kgオーバーしちゃうんで、大会前はダイエットするんです。

――おお、ボクサーみたいですね。

京大相撲部の楽しいお話はまだまだ続きます!

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