『御嶽海グラフ』御嶽海インタビュー~ミニ・タガログ語講座付き~

14場所連続三役を張る大関候補の筆頭・御嶽海関。平成27年春場所の初土俵から、毎場所全取組を網羅して御嶽海の歩みを記録したのがこの『御嶽海グラフ』。信濃毎日新聞社から発行された地元長野の人々の御嶽海愛に溢れたこのシリーズを今回は御嶽海関ご本人のインタビューとともにご紹介します!本のことだけでなく、故郷・木曽のこと、ご両親のことも語っていただきました。最後にはプレゼントと五月場所直前の稽古風景も!

『御嶽海グラフ』は1年に1冊のペースで刊行されているグラフ誌です。1冊目『御嶽海 入門1年』では、入門間もないザンバラ御嶽海の初々しい写真も満載。所要4場所で一気に幕内まで駆け上がった最初の1年を追っています。2冊目『御嶽海 2年目の躍進』では、初の三賞、そして新入幕から6場所で果たした新三役、初金星などさらなる躍進が。そして3冊目の『御嶽海 前へ 初優勝、そして大関めざして』では、初優勝の特集も。

このシリーズのおすすめポイントは豊富なカラー写真はもちろん、御嶽海自身の言葉も交えて綴られている全取組の解説です。取り口だけでなく、そのときの御嶽海本人の心境も書かれていて読み応えがあるんです。また、対戦相手の力士についても細かいデータが記載されているので、なかなかに読んでいて楽しめます。

『御嶽海 入門1年目』
(信濃毎日新聞社)
2016年4月9日発行
1000円+消費税

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『御嶽海 2年目の躍進』
(信濃毎日新聞社)
2017年4月14日発行
1000円+消費税

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『御嶽海 前へ 初優勝、そして大関めざして』
(信濃毎日新聞社)
2018年12月15日
1200円+消費税

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〚御嶽海インタビュー〛

これからも毎年話題があるよう、成績を残していきたい

―『御嶽海グラフ』拝読いたしましたが、解説が細かくてすごいですね。
はい。しっかりしてます。おふざけナシ!でね(笑)。

―100%マジですね。
そう。おもしろみがないといったらないんですが、逆に「そんなことがあった!」っていう発見があっておもしろいです。僕自身、読みながらこんなことがあったなぁと思い出して、勉強にもなります。

―自分の相撲をふり返るいい材料になっていますか?
そうですね。記録として。毎年出していただけるのはありがたいです。

―最初にこの本が出ると聞いたときの感想は?
1年目で何を書くんだろう?って。正直、ネタないでしょ!?って思いました(笑)。

―めちゃめちゃありましたね。
はい。1冊につき1年なんで6場所分が載っていて、自分では6場所なんてあっという間に過ぎてしまう感じなんですが、これを見ていると毎場所違うし、ふり返ってみるといろんなことがあったんだなと思います。よくこんなことまで書いてあるなぁって思うところもありますね。

―発行元の信濃毎日新聞社は地元・長野の新聞社さんで、スポーツ新聞ではないので相撲専門の番記者さんがいらっしゃるわけではないんですよね?
運動部の記者さんなんで、他のスポーツも担当されています。相撲専門ではないから、相撲はこうあるべきという固定概念がなくて、他のスポーツの話とかもしてくださるので、僕もいろいろ教えてもらうことがあります。たとえば、僕はこんなふうに考えてるっていうと、他のスポーツ選手だとこういう考えの人もいるし、あのスポーツの選手と考えが似てるねとか。

―記者さんとも交流しながら?
はい。自分の考えも汲み取ってもらいつつ。あと、スポーツ専門紙ではないので、一般の人の思いというか目線からずれないようにしてくれているのかなと思います。この本も、相撲を知らない人が読んでも楽しめると思いますよ。

―この本が出た時のご家族の反応は?
素直に、いろんな人に配りたいって言ってました(笑)。

―1年ごとにこんな本が出るなんてなかなかないことですもんね。
最初は1年だけかなと思ったら、ありがたいことに毎年出していただいて。

―これは引退まで続きますよ!
いやぁ、続いてくれたらいいですね。

―そのうちボックスセットが出るんじゃないですか!
出たらやばいですね(笑)。僕もいろいろと話題をつくりたいなと思っています。この3冊は平成のまとめとして、これからは令和で、毎年自分から発信していけたらと。それだけの成績が残せられたらと思います。

 

木曽地方のおすすめグルメは朴葉巻き

―長野、特に木曽地方のおすすめグルメを教えてください。
朴葉巻きっていう、朴葉の葉であんこをくるんだお餅を包んで蒸したものがあるんです。葉を1枚ずつ切らずに、10枚くらい連なっている状態で1枚ずつくるんであるのでその形もおもしろいんです。朴葉の香りがすごくしておいしいです。

―へぇ~。つながっているのはなかなかないですね。
これね、食べた後にまた葉をくるんでおくんですよ。そしたら父とかは「お、まだ残ってる!」って、開けたら空っぽっていうね。よくだまされてました。

―そいういいたずらはよくやったんですか?
やってましたね~。僕もよくひっかかりましたけど(笑)。

―ひっかけるし、ひっかかる! これはどんな時に食べるんですか?
棒葉の葉が出回るのがちょうど今の時期から夏くらい。この時期しかないお菓子です。

―木曽土産にいいですね。
はい。あと朴葉でチラシ寿司を包んだ朴葉寿司もおいしいです。朴葉は殺菌作用があるらしくて、保存がきくようです。

 

―では木曽土産は朴葉づくしで。あと、言葉は木曽弁ってあるんですか?
うーーーん。けっこう標準語に近いですよ。「だら」くらいですかね。「行くだら」とか。

―静岡寄りな感じですかね?
そうですね。静岡とか愛知に近いかもしれません。「~~するら~」とか。あと、「カギをかける」とか「カギをしめる」というのを「カギかった」といいます。

―お買い物したのかと思いますね。

 

御嶽海関のミニ・タガログ語講座!

―お母様はフィリピンの方ですが、フィリピンの母国語のタガログ語は話されるんですか?
はい。母とはタガログ語と日本語を交えて話します。

―「こんにちは」はなんていうんですか?
「マガンダー ウマガー」。

―「おはよう」は?
「マガンダー ハポン」

―「こんばんは」は?
「マガンダー ガビー」。「マガンダー」というのが共通しているんですが、これはきれいっていう意味で単体でも使われるんですよ。「マガンダーね」というと「きれいな人ね」っていう意味。

―じゃ、マルガリータさん(御嶽海関のお母様)を見かけたら!
「マガンダー」って言ってもらえれば!

―超マガンダーですよね~。
本当ですか!

―いやいや、もう北の富士さんも「マガンダー」っておっしゃってましたよ。
去年の名古屋場所で優勝して、その後の北海道巡業で北の富士さんにお会いしたんです。ご挨拶をと思って「御嶽海です。優勝することができました」って言ったら、おめでとうって言ってくださるかと思いきや「おー、母ちゃんきれいだな」って言われて(笑)。え、まずそれですか!ってなりました。相撲では美人のことを金星って言いますが、「母ちゃん金星だな」って。

―実際にマガンダーですからね。。。
母の話でいうと、例えば本場所に家族が来た時なんかは普通は「○○関のお母さんが来ている」とかって言うでしょ。うちは「マルガリータさんが」って名前呼びですから(笑)。

―そうですね。御嶽海関のお母さんっていうかマルガリータさんで通じますね。私たちが国技館に行ったときお見かけしたことがあるんですが、御嶽海応援団一人ひとりにご挨拶されてました。
うちの両親は、皆さんのおかげでっていうのを忘れるなといつも言っていて、毎回みなさんのところを回っています。僕より人気者ですよ(笑)。

―すっかり有名人ですね。
巡業でね、サインお願いしますって言われて、書こうとしたら誰かのが書いてあったんです。これ誰か書いてるよって言ったら、「それ、マルガリータさんです」だって!え!母ちゃんサインしてるの!?って(笑)。

―そのダブルサイン、ファンはうれしいですよー。ご両親が御嶽海関の人気を支えてるところもありますもんね。
そうですね。母はそんな感じでファンの方と接してくれて、父は表には出ないですが、裏でしっかりサポートしてくれて、本当にありがたいです。

 

おもてなし好きなお母様のフィリピン料理

―カレーは嫌いだけどお母様のカレーは好きだと小耳にはさんだのですが……。
大学時代、毎日カレーばっかりであきちゃって。大相撲入ってからぜんぜん食べなくなったんですが、母のは食べられたんです。

―何が違うんでしょうか?
ココナッツミルクを使っているんです。

―ちょっと甘め?
はい。でも、そこに青唐辛子とかを入れるとちょっとピリ辛に。肉は鶏か豚で、パプリカとか野菜がたっぷり入っています。くたくたに煮込まないのが特徴。あと、カレーは基本的に作った日には出てこないです。夕方から作ってて、夜にさらに仕込みがあって。

―手間ひまかかってるんですね~。
フィリピン料理って手間ひまかかるんですよ。メヌードっていうおいしい料理があるんですが、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、レバーとかを細かく切って作るんですが、切るのも結構な手間です。

―関取が実家に帰られるときは、お母様はいっぱい料理を用意して待っておられるんですか?
はい。もう、誰が食うの?ってくらい。「え、食べてくれないの?」って言うから、いやいや食べるけど量が量でしょって(笑)。付け人も連れて来てないし(笑)。フィリピンの人って日本人以上におもてなしが大好きで、僕が知り合いを連れて帰るともう、みんな食べすぎで動けなくなります。「これも食べて、あれも食べて、デザートもあるからね」って。僕がそうやっていっぱい食べて大きくなってきたんで、自然とみんなにもいっぱい食べてってすすめちゃうっていうのもあるんでしょうね。

―愛を感じます!では、最後に令和の新時代に向けてお願いします。
やっぱり大関になって記録をしっかり残していきたいと思います。そのためにも、優勝できるよう、がんばります!

ありがとうございます!

御嶽海 久司(みたけうみ・ひさし)
平成4年12月25日生まれ。長野県木曽郡上松町出身、出羽海部屋。東洋大学相撲部時代、学生横綱、アマチュア横綱に輝き、平成27年春場所に幕下10枚目格付出で初土俵、同年名古屋場所で十両昇進、十両優勝を果たし、同年九州場所で新入幕。平成28年九州場所で新三役(東小結)、翌場所平幕となるも、平成29年春場所から令和元年夏場所まで14場所連続三役。平成30年名古屋場所では見事初優勝を飾る。

御嶽海ひとくちメモ
―犬派?猫派?
犬派。実家で犬を飼っていた。父が猟をするため猟犬を飼っていた。名前はスパーク。
―猫は苦手?
父と僕は猫アレルギー。遠くから可愛いな~と眺めているのがいい。猫に近寄られるとその分遠ざかる。荒汐部屋には絶対行けない。

Special Present
御嶽海関のサイン入り『御嶽海グラフ』を3冊セットで1名様に

御嶽海関のサイン入りおすもうさんクリアファイルとおすもうさん封筒5枚をセットで3名様に
(封筒にサインは入っていません)

<ご応募方法>
件名を「御嶽海プレゼント希望」としていただき、希望商品、お名前、メールアドレス、「おすもうさん」サイトでおもしろかった記事を3つご明記のうえ、info@osumo3.comまでご応募ください。締め切りは2019年6月10日まで! 応募者多数の場合は厳正なる抽選のうえ、ご当選者のみメールにてご連絡いたします。
お預かりした個人情報は、適切に管理し、プレゼントの発送やサイト制作の参考にさせていただく以外の目的で使用いたしません。

 

御嶽海・稽古場アルバム
インタビューで訪れた五月場所直前の出羽海部屋での稽古風景をお届け!

 

歴史ある出羽海部屋。建物も風格が漂う。

photo:花井智子(御嶽海)*当サイトの写真は御嶽海グラフに掲載のものではありません。すべて撮りおろしたものです。

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