祝・十両優勝! 白鷹山インタビュー

先場所(令和3年春場所)にて、十両優勝を飾った白鷹山。おすもうさんでは、2年前、亥年の年男インタビュー以来のご登場です!

今回は4月13日、関取の26歳のお誕生日に、部屋の個室からリモートにて、先場所活躍の裏話から、大好きなゴリラのお話まで、いろいろお伺いしました。

最後にはサイングッズ・プレゼントのお知らせもあります!
*写真は、特に表記のないものはすべてリモート画面を撮影したものです。不鮮明な部分もありますことをご理解ください。

―まずは、十両優勝おめでとうございまーす!
ありがとうございます。

 ―というか、メガネ素敵ですね!
ありがとうございます。1〜2年前に変えたんですけど・・・。知人から、なんで白にしたの?って聞かれるんですよね。

―なんでなんですか?
白鷹山なんで、という理由で。

―おー。そういうことですか。それはサイズは普通のメガネなんですか?
そうですね。めちゃめちゃ顔が大きいわけではないんで(笑)、ちょっとフレームゆるめを選んでますが、大丈夫です。

―視力はどれくらい?
0.02とか0.01とか。両目網膜剥離になって(前回のインタビュー参照)、ちょっと落ちちゃいました。もとから目が悪かったんですが、余計悪くなってしまって。それからはメガネは絶対手放せないです。

―土俵上での見え方は?
ぼんやり。でも、土俵上ははっきり見えるほうが嫌なタイプなんで。相手の顔がはっきり見えるのは、緊張しちゃうので、裸眼で助かってますね。

―じゃ、ちょうどいい感じの視力なんですね。
はい。

先場所好調のきっかけはある言葉……

―先場所、十両優勝されましたが、振り返ってどういう場所でしたか?
わりと、普段は緊張することが多いですが、先場所は緊張はもちろんしていたんですが、それ以上に落ち着きがありました。緊張しているなっていう自分を冷静に見ることができていたんで、そういうところがちょっと違ったのかなと思います。

―落ち着いていられたっていうのは、何かきっかけがあったんですか?
実は、いい言葉を聞きまして。緊張しているということは、すなわち自分に期待しているから緊張が生まれるんだと。

―ほー。
たとえば、明日優勝がかかった一番がある。自分が負けるって思っていたら、そもそも緊張なんかしない。勝てる自信がある、勝ちたいという気持ちがあるから、緊張感が生まれてくるんだという話を聞きまして……。

それからは、緊張していたとしても、あ、これは自分が自分に期待しているだけの話しだと、そう思うことで、割と冷静になることができました。

―緊張をポジティブにとらえることができたということですか。
そうですね。

憧れのゴリラに囲まれて……

―白鷹山関の立ち会いを見ていて、以前ゴリラが好きをおっしゃっていたのもあって、ゴリラの動きに見えてしょうがないんですけど。。。
そうですね。いつかはそれくらいの位置に行きたいですね。相当強い方だと思うので。

―それぐらいの位置!?
いつかゴリラと腕相撲して勝てるくらいに。

―おぉぉおおお。
やっぱりゴリラは好きなんで、部屋にもゴリラっぽいグッズがいっぱいありますよ。

―え!なんですか!ゴリラっぽいグッズって。
たとえば、ちょっと失礼します。・・・・(スマホを手に取って部屋を映してくれようとする)・・・・

これ、ゴリラですよ。(白鷹山関)

―あー!本当だ!! そんな近くに!?
スマホスタンドで・・・今ちょうど・・・ガチャ(スマホがゴリラに装着される)・・・僕の目の前にゴリラとスマホがある状態です。

―えー、ゴリラがスマホを抱えてるってことですか!
そうですね。

こんな感じです。(白鷹山関)

―どなたかのプレゼントですか?
妹からの誕生日プレゼントなんですよ(笑)。ちょうどいいなと思って使わせてもらってます。ゴリラ好きってのを知ってるんで(笑)。ほかにも、ちょいちょいゴリラがありますね。

ーシャバーニ(名古屋市、東山動物園のイケメンゴリラ)グッズもあるんですか?
動物園行ったときに買ったのが・・・ちょっと上に置いてて、散らかってるんであまりお見せできないんですが、一応ぬいぐるみも飾ってあります。

―本当にゴリラが好きなんですね〜
そうですね。好きっていうか、目標というか、憧れというか、尊敬してます。

休日はコーヒーのアロマに包まれて読書

―コロナ禍での部屋での暮らしは慣れましたか?
そうですね。もともとインドアなこともあって、僕自身はそこまで辛いと感じることは少ないですね。

―一番の楽しみは?
休日の朝に、起きてまずコーヒーを入れるんです。それで、コーヒーの香りを楽しみながら好きな小説を読んでるときとか、一番リラックスしますね。

―素敵な日曜の朝ですね。
コーヒーも好きだし、本読むのも好きなんで。あとはゆっくり湯船に浸かっているときも、気持ちい時間ですね。

―最近読んで一番良かった本は?
買って読むより、無料小説みたいなのをよく読んでるんですが、最近はミステリーをずっと読んでました。

―本を選ぶ基準とかあるんですか?
最近はあまりできませんが、立ち読みで1〜2ページ目で一気に引き込まれたら買います。あとは帯のコメントで選んだり。「この本が売れなかったら、私は編集者やめます」って書いてあったりしたら、そこまでいうなら!って買ったこともあります。『ヒッキーヒッキーシェイク』っていう小説なんですが、面白かったですね。

―もとから小説お好きなんですか?
小学生のころから本を読むのが好きで、高学年に上がるにつれて、よく読むようになりました。最初はハリーポッターかな。すごくおもしろくて、そこから本当に本を読むのが好きになりましたね。

―視力もそれで落ちちゃったかも?
落ちましたね。夜更かしして、小さい照明で読んでましたから。中学入ってからずっとメガネでした(笑)。

―相撲を題材にした本は読みますか?
漫画は何冊か読みました。『うっちゃれ五所瓦』とか『のたり松太郎』とかは読みました。小説ってなると・・・あんまりないですね。あと、自伝的なものなら、昔の木村庄之助さんが書かれたものとか、親方衆の対談は数冊読ませていただきました。

―へぇ〜。読書家。コーヒーは部屋で入れるんですか?
ドリップバッグでもインスタントでもけっこうおいしいので、部屋でポットで入れてます。

―じゃ、基本、部屋でお一人でまったりされる感じ?
最近は外に出てワイワイって感じではないんで・・・。あとは、映画を見たりもします。

―最近よかった映画は?
ワイルドスピード、1から6作目くらいまで見ました。けっこう洋画が好きなんです。

―アクションモノがお好き?
洋画を見るときはアクションを選択することが多いです。

―お部屋に大きいテレビ買われたんでしたっけ?
そうですね。大きめの。そうですね・・・これくらい・・・。

あ、横はちょっと

(スマホの画面に)入らないな・・・(笑)

―ですね〜。それで見るとけっこう迫力が。
そうですね〜。迫力ある映画みながら、部屋をちょっと暗くしてコーヒーとか飲んでるといい時間です。

―場所中は?
場所中はリフレッシュすることが大事なので、夜更かしはしませんが、湯船にゆっくりつかることが多いですね。

―夜もお風呂に入られるんですか?
昼間は稽古終わりに入りますが、風呂につかるのが好きなんで、夜もお湯ためてつかることが多いですね。

ー全身浴?半身浴?
僕、長いときで2時間くらい・・・

―ふやけます!
(笑)半身浴と全身浴をくりかえす感じで。休憩挟んでゆっくり2時間くらい。

―休憩って!?
一度湯船から上がって、水のシャワーをあびて、水分補給して、しばらくしてからもう一度入る。

―お風呂入りながら本を読んだり?
携帯で読んだりはありますね。音楽かけながら湯船つかって小説読んだり。。そんなことしてるから1〜2時間になっちゃうんですよね。

―高田川部屋のお風呂のシステムはどんな感じなんでしょうか? 夜は入りたい人が自由に入る感じ?
夜は、僕がお湯をためなくても、誰かがためてること多いですね。誰かがためたら、あとは誰でも入っていいよって感じで。

―入浴剤とかは?
入れること多いですよ。昼の稽古終わりのときでも入れることがあります。

―一回お風呂見せていただきました。大きかったです。
相撲部屋きて思ったのは、一つ一つが大きいなって思いました。風呂にせよ、トイレにせよ。

26歳のお誕生日、おめでとうございます!

―あ、今日はお誕生日ですよね。こちらもおめでとうございます!
ありがとうございます。

―26歳ということは、入門して・・・・
11年目になります。まる10年が過ぎました。

―10年前にご自身で考えておられた10年後になってますか?
入ってわりとすぐにケガをしたので、相撲界っていうのは本当に厳しいものだと思ったことがありました。自分的には未経験で10年、十両という位置にいれるのは良好ではないかと思っています。

―では、26歳の抱負をお願いします。
高田川部屋の部屋頭を目標に。

―おー!
直近で言えば来場所、二桁以上勝って、幕内昇進を目指したいです。

期待しています!!

白鷹山亨将はくようざん・りょうすけ)

稽古中の白鷹山と高田川親方(2019年撮影/Tomoko HANAI)

高田川部屋所属。山形県西置賜郡白鷹町出身の平成7年4月13日生まれの亥年。初土俵は平成23年五月場所、平成30年五月場所で新十両、翌七月場所で幕下陥落するも、幕下優勝を経て九月場所で再十両。令和3年三月場所で十両優勝。

サイン入りおすもうさんエコバックを2名様にプレゼント

受付を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!

<ご応募方法>
件名を「白鷹山プレゼント」としていただき、お名前、メールアドレス、「おすもうさん」サイトでおもしろかった記事を1つ、記事に登場してほしい力士や親方・行司・呼出し・床山などを1名ご明記のうえ、info@osumo3.comまでご応募ください。締め切りは2021年5月31日まで! 応募者多数の場合は厳正なる抽選のうえ、ご当選者のみメールにてご連絡いたします。
*個人情報のお取扱いについて
お預かりした個人情報は、適切に管理し、プレゼントの発送やサイト制作の参考にさせていただく以外の目的で使用いたしません。

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おすもうさん的“干支引き継ぎ式”~亥年☆白鷹山が2019に挑む! 前編

 

おすもうさん的“干支引き継ぎ式”~亥年☆白鷹山が2019に挑む! 後編

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