コロナ禍でも楽しい!令和4年夏巡業レポート

令和4年8月、実に2年8か月ぶりに巡業が開催されました!今回は関東近郊で5日間。まだまだコロナの影響が残るなかですが、たくさんのお客さんが来場しました。今回は、8月7日に行われたさいたまスーパーアリーナ場所の模様をリポートします。

開場〜稽古〜幕下以下取組

以前は8時ごろから開場していましたが、今回の開場は9時。呼出しさんの一番太鼓が相撲の開始を告げます。

場内では、力士の稽古がスタート。会場の壁際では関取衆がウォーミングアップしています。以前は、ここがお客さんと触れ合う最大のチャンスでしたが、コロナ対策で力士とお客さんは柵で仕切られていました。

それでも間近に人気力士を見られるだけで嬉しいもの。この日は飛猿関と北勝富士関の埼玉栄高校同級生コンビが笑顔で組み合うシーンも!

マスク姿でもニコニコ笑顔の翔猿関(左)。埼玉栄高の同級生、北勝富士関(右)と談笑。

こちらも仲良しの隆の勝関(中央)と阿武咲関(右)。

稽古が終わると、土俵上では若隆景関&北勝富士関が、子どもたちの質問に答えるコーナーが。コロナ禍でも子どもたちと交流できる素敵なアイディアですね。

※全会場で行われているわけではありません。

子どもたちの質問に答える若隆景関(左)と北勝富士関(右)。若隆景関はワンピースの大ファン、北勝富士関は休日はお子さんと遊ぶのが楽しみ、だそうです。

合間に行われる囲み会見は日替わりで力士が登場。この日は七月場所で優勝した逸ノ城関と大関御嶽海関。お二人とも「巡業はファンの方のため」と何度も繰り返していました。

お好みプログラム

幕下以下の取組と土俵入りの間などに行われる初っ切りや相撲甚句などのお好みプログラム。今回は、髪結実演、相撲甚句、初切、綱締実演、櫓太鼓打分が行われました。

この日は地元、埼玉県朝霞市出身で部屋(追手風部屋)も埼玉県にある大栄翔関がモデル。床山は同じく追手風部屋の床風さんでした。

相撲甚句でエエ声を披露してくださったのは、勇輝さん、北大地さん、和歌桜さん、栃岐岳さん、琴明山さん!

第73代横綱照ノ富士関の綱締実演。綱は重さ約8kg、長さ4~5mもあり、付け人5~6人がかりで力強く締め上げます。

十両・幕内取組〜打ち出し

お好みプログラムのあとは中入となり、十両・幕内土俵入りと横綱土俵入り。さいたまスーパーアリーナ場所では埼玉県知事のご挨拶後、関取の取組がスタート。すべての取組が終わり、本場所と同じように弓取式が行われ、打ち出しとなりました。

埼玉県にある追手風部屋所属の遠藤関、いつにもまして拍手での声援がおくられました。

弓取を担当したのは勇輝さん(陸奥部屋)。甚句に弓取にと大活躍!

秋場所後にも、巡業が予定されています。本場所とは違った雰囲気が楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。

詳細は相撲協会のウェブサイトをご覧ください。

写真/Tomoko HANAI

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