高田川部屋のホープ！新十両・湘南乃海＆再十両・白鷹山 ダブル昇進おめでとうございます‼︎―白鷹山編―

令和５年初場所、入門９年目にして十両昇進を果たした湘南乃海関と、３回の幕下陥落を乗り越えて再十両を果たした白鷹山関にお話を伺いました！　今回は白鷹山編とプレゼント企画をお届け。

十両昇進にあたっては、お二人とも心の持ちようが十両を引き寄せたようです。

【白鷹山亨将】はくようざん・りょうすけ
出身地：山形県白鷹町出身
生年月日／星座／血液型：平成７年４月13日／牡羊座／B型
初土俵：平成23年春場所
身長：185センチ　体重：170キロ
得意技：カチ上げ、突き押し
（高田川部屋HPより）

再十両ではなく十両昇進と切り替えて見事返り咲き

―再十両おめでとうございます。稽古中はひざにサポーターをしておられましたが、怪我の具合はいかがですか？

ひざは問題ないですが、今日は背中痛めてしまって…。

―そうなんですね。ひざは手術するかどうかというほどの怪我だったとか？

左ひざの前十字靱帯が切れてしまって、右膝をやったときは若かったし手術したんですが、今回は十両でしたし、手術で半年なくすよりは、手術しないでいこうということになりました。

―休まず出られたのはすごいですね。

親方の知り合いの接骨院の先生に見ていただいて、怪我してからのアフターケアが早かったんです。それで休養せずに次の場所に出場してみようってなったんです。まぁ、ぜんぜん相撲はなってなかったんですが…。

―幕下に4場所いらっしゃいましたが、どんな気持ちで取られていたんでしょうか？

落ちたころは「戻りたい、戻りたい」だったんですが、ここ２〜３場所くらいからは、「戻る」じゃなくて「もう一回上がる」って気持ちでいかないとダメだって気づいたんです。

―なるほど。

そこからは再十両って言葉は使わずに、もう一回十両昇進を目指してがんばるっていう言葉を使うようにして、その甲斐もあってか戻ることができて、ほっとしています。

―うまく気持ちを切り替えられたってことですかね。

そうですね。遅かったですが…。もうちょっと早く切り替えれればよかったんですけど。

―ケガをされたことで、相撲の取り口や稽古で変えられたことはありますか？

後ろに下がれなくなったんです。怪我した当初は、ちょっとでも足を後ろに下げてしまうと恐怖心が出ていたんです。今はもうそんなこともないんですが、それもあって、もう一回前に出る相撲を磨き直さなきゃダメだなって思いました。

実は球技が苦手！道具を使うのが・・・

―最近、故郷の山形は大雪で大変でした。雪といえば、スキーはされます？

ガキの頃は小学校の授業であったので、人並みには滑れます。

―運動神経いいからなんでもできそう。

でも球技苦手ですね。

体に密接しているものは得意なんですが、バットでボールを打つとか、ラケットでボールを打つってなると苦手です。

自分の体プラス道具ってなるとダメですね。

まだボウリングとか、野球でもピッチングはなんとかなるんですが、バッティングは厳しいですね。

―へぇ〜おもしろいですね。

輝関も相撲以外全般苦手ですからね。相撲取りは相撲さえできればいいんです。

―山形へは帰られてます？

今年（令和4年）は久しぶりに帰りまして、通ってた小学校の創立150周年でイベントがあって、ゲストとして参加させていただきました。

―地元のヒーローですね。

「お相撲さんだ！」じゃなくて、「白鷹山だ！」って言ってくれるのがうれしいですね。

―今度の巡業山形あるといいですね。

なかなか開催できてないんで、久しぶりにあるといいと思います。やっぱり応援してくださる方もいらっしゃいますし、北の若関と山形対決で楽しんでいただけたらと思います。僕としても負けたくはないんで（笑）。

―本場所でもぜひ見たいです！もうすぐお正月ですが（取材は令和4年12月に行いました）、恒例の部屋の書初めは何を書かれるんですか？

干支はうさぎですよね。雪兎とかそんな感じで。

―抒情的！雪兎みたいに真っ白な心でがんばりますとかそんな感じですか？

そうですね〜白星たくさん積み上げられますようにとか。

―なるほど！いいですね。では、最後に初場所の豊富、意気込みを。

毎場所全部勝つつもりで臨んでいます。難しいですが、全勝優勝目指してがんばっていきます。

―期待しています！

高田川親方から白鷹山関へ期待すること
おっとりとした性格なんだけど、持ってる力を出せればおのずと勝てますから、もうちょっと自分に対して厳しくして、早く幕内に上がって活躍してほしいです。