大阪場所の思ひ出~秀男さんのモテ話もちょっぴり~

先日、おすもうさんツイッターにて新元号「令和」を発表してくださった秀男さん。お久しぶりに秀男さんをお訪ねしたのが、ちょうど新元号発表の直後だったのです。今回はまず元号のお話から……。

―「令和」発表の瞬間はご覧になりました?
見てたよ。

―何チャンで?

―TBS派なんですね。どうですか「令和」?
なんだかピンとこなかったけど、よく考えたね。「令」って字を使うなんて想像できなかったね。

―秀男さんの予想は何だったんですか?
えっとね。俺なら「まる」を使うかな。

―まる?
そう。「円」っていう字ね。ま、なんでもいいんだけど。

―「円」、いいですね。平成はどんな時代でした?
・・・・・・。

―結婚は平成でした?
たしか・・・。

―もしかして平成元年結婚ですか?
そんなような感じだったな。確認しないとだけど(笑)。

―じゃ、平成は秀男さんの結婚の歴史でもあるわけですね。そういえば、お会いするのは年末以来ですが、平成最後のお正月はどう過ごされたんですか?
別に。

―初詣は?
行ってない。個人的にはすぐ近くの神社でやったけどね。

―山木家のおぞうには?
すましかな。

―静岡ご出身ですが、静岡はおすまし?
どうだろう?

―奥様のご実家は?
九州だよ。

―福岡ですか?
そうそう。

―あら、じゃ、九州場所は一緒に行かれたらいいじゃないですか~。
行ったことあるよ。結婚したてのころはね。でも金がかかるからね。

―今年は行かないんですか?
行かないよ。

―お供しますよ。
綱で引っ張ってもらわなくっちゃダメだよ(笑)。

―伽羅(秀男さん行きつけの喫茶店→九州の思ひ出を読む)にコーヒー飲みに行きましょう!
大してうまくないよ~。

大阪場所、秀男賞をあげるとしたら?

―大阪場所はどうでしか?
おもしろかったね~。

―横綱・白鵬が全勝優勝でした。
いまいちだったね。

―ちょっと危なっかしい相撲が多かったですかね。
そうね。運がよかったよね。

―秀男さんが選ぶ三賞いってみましょう!まず敢闘賞は?
やっぱし、貴景勝。

―大関昇進は秀男さん的にはどうですか?まだ早いとか、妥当とか。
早くはないと思うよ。早く上がらないと上がれなくなっちゃう。

 

―殊勲賞は?
いないね。

―技能賞は?
いないね。

―辛口ですね。若手はどうですか?注目の力士。
いないよ~。

―えー、炎鵬関は?
うん。でもまだ(幕内には)上がれないね。

―炎鵬関と同い年の照強関は?
がんばったね。

―気合い入ってましたね。
気合いはいつも入ってるね(笑)。

―安美錦関はふんばりましたね。
もう終わりかなって思ったけど、よくやったね。恐ろしいよ、あの人は。

―秀男賞あげるとしたら?
やっぱり炎鵬でしょ。勝ち越したから。

―やっぱり炎鵬関が好きなんですね。可愛らしいですしね。
ふふふ。

―大阪の定宿はどちらだったんですか?
谷九(谷町九丁目、よくわかる大阪相撲~お散歩編でその界隈を紹介しています)。

―千日前線でなんばの府立体育館までは一本だし便利ですよね。あと、あのあたりは高砂部屋もありますね。
うん。伊勢ヶ濱も俺がいたときはもう違ったけど、昔はあの辺に宿舎があったはずだよ。

―どのあたりに飲みに行ってたんですか?
ミナミだよ。若い頃は飲んで歩いて帰ってきたこともあったな。

―行きつけのお店は?
あったけど、今はもう閉店してるよ。

―何系?
昔のバー。スナックっていうか。

―そこは誰かに連れて行ってもらったんですか?
そうそう。

―先輩呼出し?
いや、女性のファンだね。

―へ~。
相撲ファンだよ。

―今でいうスー女ですね。秀男さんモテますね~。
年増にね(笑)。

―なんてお店だったんですか?
はな。中華の華ね。

―ほかに相撲関係の方もいらしてた?
白岩とか、斎須とかね。

―白岩さんといえば高卒会メンバーですね。(高卒会の話を読む)余談ですが、先日白岩さんの息子さんに取材しましたよ。(学生おすもう 京大相撲部の記事を見せる)
へ~。いい男じゃない。

―で、そこのママは秀男さんのタイプだったとか?
タイプもいいとこだったね。

―あら!誰似ですか?
わかりやすくいえば市原悦子だね。

―しゃべり方も?
そういえばそうかな。

―へ~市原さんがお好きなんですね。

大阪場所の土俵の話

―大阪場所で、おすもうの思ひ出といえば? 土俵のこととかでもいいですよ。
雨の日が怖かったね。特に2月の末。建国記念日が終わったころから雨が降らないよう心配してたね。

―そのころに土を仕込むからですか?
そうそう。

―雨が降ると何が大変なんでしょう。
乾燥しないでしょ。乾くまでいろんなことやるわけだよ。鉄板もってきて、そこに炭をまいて火をつけてね、乾燥させたこともあったよ。それは3日くらいやったけどだめだった。

―土俵の上に鉄板を置くんですか?
そう。でも結局天日には勝てなかったね。3日して雨がやんで、1日天気になったらそれで乾いちゃった。

―外に土を出したんですか?
稽古土俵だよ。稽古土俵の心配しかしてないよ。本場所の土俵の土は業者がやってくれてるからね。

―なるほど。土俵築で使うクワは呼出さんみなさんマイクワをお持ちだそうですね。先日、本の取材(「知れば知るほど行司・呼出し・床山」の告知記事を読む)で見せてもらったんですが、クワを入れる袋もみんなオリジナルなんですね。
うん。

―秀男さんのはどんな袋だったんですか?
九州の女性につくってもらったね。

―あら。九州の女性にモテますね~。スー女ですか?
っていうか、それは俺のファンだったな。

―おぉ!で、クワは停年後どうされたんですか?
今でもそこ(部屋の押し入れを指さす)にあるよ。誰ももらってくれなかったからね。

―あ、袴とかが入ってた押入れ!お宝がいっぱいの押し入れですね~!

インタビュー後、今年はお花見ができなかったので、桜もちを持参。秀男さんに食レポしていただきました。
去年のお花見記事を読む)

―甘いものは大丈夫ですか?
嫌いじゃないよ。

―じゃ、両方いける口ですね。関東風のクレープ状のものと、関西風の道明寺、どちらがよいですか?
(関東風から食べ始める秀男さん)

―あ、そっちからなんですね。葉っぱも食べる派ですか?
口に入るものは何でも。

―静岡ってどっちですか?
関東風だろうね。

―どうですか?お味は?
あんこが甘いな。

―ふたつともペロリですね。どちらがお好みでした?
こっち(道明寺)のほうがおいしいな。

―おやつは毎日召し上がられる?
食わないよ~。あー、腹いっぱいになっちゃった。

 

と、いうことで、おいしく召し上がっていただきました!

さて、今年度は秀男さんとおでかけ企画を考えています。詳細は決まり次第おすもうさんサイトにて発表いたします。どうぞご期待ください~。

秀男
本名・山木秀人(やまき・ひでひと)、元立呼出。1949年生まれ。1969年伊勢ヶ濱部屋に入門、同年三月場所で初土俵。桐山部屋を経て、定年時は朝日山部屋所属。2008年一月場所より呼出のトップである立呼出を務め、2014年十一月場所にて、惜しまれつつ定年退職。見事な呼び上げの美声で相撲ファンから愛され、「土俵の妖精」のニックネームも。

タバコをくわえる秀男さんに「かっこいいですね~。ハードボイルドな感じ」というと、秀男さんが「ハードボイルドだど」と、内藤陳さんの決め台詞をポツリ!

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